ニュース ＜スイスから世界への輸出＞
“地域間の相違”
スイス時計輸出は、2月に好調な市場状況を享受し、アメリカの際立った増加の恩恵を受けて回復を続けました。しかし、様々なマーケット間における著しい相違があるため、依然として成長傾向には戻ってはおりません。スイス時計輸出金額は前年と比べて−0.3%減少し、約16億フラン（約1874億7090万円）でした。(スイス時計協会FH スイス時計輸出月別レポートより抜粋）
月別レポートおよび最新の統計データはこちらからご覧ください。
＜スイスから日本への輸出＞
2月のスイスから日本へのスイス時計総輸出金額は前年と比べ－1.0％減少し、約1億1510万フラン（約135億810万円）でした。1月から続く緊急事態宣言が2月8日から10都道府県にて再延長されましたが、日本への輸出金額は1月よりも約+8.4％増加しました。
日本へ輸出された腕時計の価格帯別データによると、3000フラン（約35万2000円）以下の輸出価格は、金額と数量ともに総じて２桁を超える減少率となり、非常に厳しい状況が続いております。一方3000フラン以上の輸出価格については、比較的に安定して推移しており、微増ではあるものの前年を上回る増加が見られました。
日本へ出荷された腕時計の輸出金額は約1億860万フラン（約127億4460万円）で、前年に比べて－2.6％減少しました。腕時計の輸出数量は約3万6278個（対前年減少率－22.9％）でした。
＊月別参考平均為替レート：＠117.36（2021年2月7日～3月13日）【日本関税協会 週間為替相場を参照】
＊スイス時計総輸出金額は、腕時計とその他（ムーブメント、部品、クロックなど）の合計金額となります。
＊輸出価格とは、スイスから時計が輸出される際に、輸出申告書に記載されている価格を意味しており、販売価格とは異なります。
March 31, 2021
