<スイスから世界への輸出>
“成長の常態化へシフト”
7月に一時停滞した後、スイス時計輸出の伸びは上半期より緩やかなペースではあるものの、8月は前年よりも4.0%上回り回復しました。この動きは、今年下半期に予想される成長の常態化を裏付けるものであり、2022年と比べ時計産業にとって持続的ではないが、それでも大幅な増加を意味する。(スイス時計協会FH スイス時計輸出月別レポートより抜粋)月別レポートおよび最新の統計データはこちらからご覧ください。
<スイスから日本への輸出>
スイスから日本へのスイス時計総輸出金額は、約1億2520万スイスフラン(約205億4100万円)で、前年同月よりも約8.7%増加しました。日本へ出荷された腕時計は金額ベースで約1億1990万スイスフラン(約196億7470万円)、昨年よりも9.0%増加しました。腕時計の輸出数量は4万9340個で、前年同月比34.6%の増加でした。数量は昨年の8月と比べ約34%増加しており、増加率では今年2番目に大きな割合となりました。
価格帯で見ると、輸出単価200スイスフラン(約3万3000円)の価格帯が大幅に伸びており、金額ベースで前年よりも128%の増加、数量ベースで約94%増加しました。
*月別参考平均為替レート:@164.07(2023年8月6日~2023年9月3日)【日本関税協会 週間為替相場を参照】
*スイス時計総輸出金額は、腕時計とその他(ムーブメント、部品、クロックなど)の合計金額となります。
*輸出価格とは、スイスから時計が輸出される際に、輸出申告書に記載されている価格を意味しており、販売価格とは異なります。また、価格帯別データにおける価格帯とは輸出価格に基づくに価格帯であり、販売時の価格帯とは異なります。
September 22, 2023