パルミジャーニ・フルリエ
“ラ・ラベナール”
パルミジャーニ・フルリエは毎年12月2日、創設者の誕生日にメゾンの創造性の粋を集めた「オブジェ・ダール(芸術品)」を発表している。75回目の誕生日を迎えた2025年に披露されたのは、修復師としての原点と現代の感性が共鳴するレピーヌ懐中時計「ラ・ラベナール」だ。
本作の中核を成すのは、1920年代にジュネーブの名匠エドゥアール・コーエンが手がけたミニッツリピーター・キャリバー。メゾンの修復アトリエによって全面的に再生され、時・四半時・分を2本のゴングで澄んだ音色として響かせる。
デザインの着想源は、マダガスカル原産の植物「タビビトノキ(ラベナール)」。黄金比を思わせる扇状の葉の幾何学は、ムーブメントのブリッジに施された手彫りのエングレービングとして表現され、機械構造と自然界の秩序とを結びつける。ケースバックには、オパールと翡翠を組み合わせたマルケトリーがあしらわれ、きらめきと静寂、天空と大地という対比が詩的に描き出されている。視覚的な完成度にとどまらず、音を通じて時間を伝える点も本作の本質だ。レピーヌ構造による広い内部空間は共鳴を高め、修復されたミニッツリピーターに、本来備わっていた音響性を取り戻させている。
ケース:直径51.8 mm、厚さ13.1mm(18Kホワイトゴールド)、防塵仕様/ムーブメント:コーエン・ア・ジュネーブ製作、製造番号78708、手巻き(27石)/価格:要問い合わせ
問い合わせ先:パルミジャーニ・フルリエ
pfd.japan@parmigiani.com
January 28, 2026

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